竹内聖 なんとなくブログでした。

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Bassist。快楽帝ブラック、TAKE IVYのほか、FUNK、SOUL、POPS、JAZZ、TANGO、ミュゼット等、様々なジャンルのバンドやセッションにも参加し、北海道・札幌を中心に活動中。 札響首席コントラバス奏者藤沢光雄氏に師事。

2006/06/04

VELVETという弦

今、使っている弦、VELVETのANIMAという弦です。
張り替えて、そろそろ2週間。だんだんと楽器になじんできました。

コントラバスっていう楽器は弦を張り替えてから、楽器になじんでくるまでに、早くて1週間、だいだい2週間から3週間くらいかかります。
ギターなんかだと、こんなに経ったら、もう弦が死んでくるころですよね。そういえば、ライブ1回やったら、もう弦を張り替えるっていうギタリストさんもいました。
エレキベースでも1ヶ月もしたら古い音になってくる。
そう考えると、気の長い楽器だなと思います。

さて、そのVELVETの弦ですが、ガット(羊の腸)に銅線を巻いてあるもので、さらに楽器に固定する部分は不思議なことに、丈夫そうな化学繊維に接続されています。これはどういう効果があるのか謎です。たぶん、固定されるところでの、ガットが劣化するのを防ぐためなのかな。
1弦(G線)だけは、前から使っているGumtという裸ガットのまま。
音は、暖かくて、柔らかい音です。倍音も少し控えめで、音程もなかなかはっきりと出てきます。ピラストロのオブリガート(前に張ってた、ガット風の化学繊維弦)よりも、ずっとガットらしく(本物ガットだからあたり前?)、でも、弾き心地はそれほどスチール弦から遠くもなく。
太さは、普通のスチール弦とあまり変わりません。その代わりテンションがかなり低め。指にはとても優しい弦です。
前から思うのですが、テンションの低いゆるい弦って、難しいけど、ちゃんと鳴らせたら、すごく楽器がよく響くのではないかなと。

値段はちょっと高めですが、非常に良い弦です。どれくらい、寿命があるのかが問題かな。
そうそう、寿命といえば、ガット弦はスチールと違って古くなっても音が悪くならないような気がします。つまり寿命は弦が切れるまで?長持ちしたらいいなぁ。