竹内聖 なんとなくブログでした。

引っ越しました。新しいURLは http://takeuchisei.com/ です!

自分の写真
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場所: 北海道, Japan

Bassist。快楽帝ブラック、TAKE IVYのほか、FUNK、SOUL、POPS、JAZZ、TANGO、ミュゼット等、様々なジャンルのバンドやセッションにも参加し、北海道・札幌を中心に活動中。 札響首席コントラバス奏者藤沢光雄氏に師事。

2006/11/26

DSC_0068
一眼レフデジカメ、買ってしまいました。ニコンD80!
一眼デジカメも、高性能なものが、お求め安い価格になりましたね。とにかくフィルムカメラの感覚に近くて、とても満足です。
あたらしいDXレンズは高いので、今まで使っていたふるいMFのレンズたちを使っています。この組み合わせだと、露出計も使えなくて、シャッターも絞りもフラッシュも全部マニュアル。
不便では?と思ったのですが、これがいいのです!!
デジタルだから、好きなだけためし撮りできるので、ゆっくり撮るなら露出計は必要ありません。慣れてれば、だいたい感覚で一発適正露出できますしね。
このちょっと不便なところが、古いカメラで手間をかけながら撮っているのと、けっこう似た感覚です。F3で撮るよりもクラシックな感覚だと思うのは私だけでしょうか?
こういう楽しみを与えてくれるニコンさん、ありがとうございます。コンパクトデジはキャノン買っちゃったけど、やっぱりニコン派でよかったと思う今日この頃。

そんなわけで、35mmF2をつけて、我が家の近所をぶらぶらと歩きました。
で撮った写真、Flickrにアップしましたので、よろしければご覧ください。新しくアップされてる”DSC_”という名前のやつが全部そうです。

スケルツォに触発されてというわけでもないですが、日常の風景、なんでもないところにいろんな表情が見えるんですよね。これだから、カメラを持つと面白い。
人には、見たいものが見えて、聞きたい音が聞こえるようにできているのだと思いました。

2006/11/23

最近、札幌の音楽シーン、いけてると思うようになりました。

11月3日に、札幌コントラバスサミットに参加した話 を書きましたが、そのとき参加していた大勢のベーシストたち、みんな熱かったです。
ベースは、BassでありBase。音楽の礎なのです。
そのベースに熱く取り組む人がこんなにいるってことは、それだけ札幌の音楽シーンをどっしりと支え動かしていくエネルギーがあるということ。
斉藤徹さん曰く、日本全国でこんなにベーシストが熱く盛り上がっている地域は、他にないとのこと。
以前、東京で若手のベーシストたちを相手に、いろいろと伝えようとワークショップをやったらしいのですが、東京ではそれを求め、受け取ろうとする、熱いエネルギーには出会えなかったと。

そのすぐ後、11月10日には、scherzo zenzaring for The Baker Brothersがありました。Zepp札幌のフロアもいい感じで埋まるほどの集客。
scherzoは、映像とナレーションと音楽のコラボレーションにより、日常の中にある笑いやちょっといいものを取り上げる、とても面白いパフォーマンス。こんなスタイルの表現が、札幌から生まれて発信されてる。
The Baker Brothersもよかったけど、参加してた自分が言うのもなんですが、まったく引けをとらないパフォーマンスだったと思います。

この11月には、昨年から始まった札幌アートステージというのが行われています。これは、地下街や駅などの路上、公共のオープンスペースをステージにして、いろんな人が演奏するイベント。
このイベント、まだまだ始まったばかりの取り組みですが、そのうち、いつでも街角に音楽や、絵画や、いろんなパフォーマンスが自然に行われている街になっていくための、大事なマイルストーンだと思っています。主催者の皆さん、是非、そんな街の実現に向けてがんばってほしいものです。

芸術の森があったり、札幌交響楽団っていうプロオーケストラもあったり、この街には、とっても楽しい街になるためのポテンシャルがあると思います。

「プロデビュー目指して東京へ出るんだ」とかいう話する人とか、実際に東京行く人とかいっぱいいますが、世界がどんどん狭くなっているこの頃、もうそんな時代じゃないはずだと思います。
札幌を拠点にした、一流の音楽がたくさんたくさん出てきたら楽しいのになと思うのです。
別に、どこそこの街よりいいとか悪いとか、そういう優劣の問題じゃなく、ここはここで楽しくなればいいと思うのです。違う刺激がほしければ、旅をすればいいだけ。

さて、自分は自分で、ここで何をできるのか。
この地で、この暮らしをしている自分からは、どんなものが生まれてくるのか。
精進したいと思います。


2006/11/11

はらたいらさんが死去。
ネットでニュース記事を見ると、クイズダービー出演者のコメントが載っていました。みなさんの年齢を見ると、あれもかなり昔のことだったのだなと感じます。
クイズダービー。子供時代、よく見ていた番組なだけに、時代が過ぎていくなぁということを実感して、ちょっと切ないような、なんともいえない気持ちになりました。

時間は、休むことなく、過ぎていきます。
そして、今、この瞬間はもう二度と戻ってこないのです。

「一期一会」

一度きりの人生。

限られた人生。

それはなんだか、生まれると同時に空気の中に溶けていく「音」と似ているような気がします。

今、このときを大切に大切に生きていきたいものです。

無事、終了しました、scherzo zenzaring for The Baker Brothers。

前日は芸術の森で深夜~朝までのリハ。
改めて思いましたが、芸術の森は、札幌市民として誇りに思える施設ですね。今回使ったのは中練習室。廊下から遮音された窓越しに見ると、「おぉ、リハーサル風景みたいだ」って、リハーサルなんですよね。
こんな立派な施設、24時間使えて、しかも料金はリーズナブル。さすがに人気なので、休日なんかは予約は早めにしないとなりませんが、こういう税金の使い方は素晴らしいと思います。

そんな眠たい眠たいリハが終わり、信号待ちで眠りながらもなんとか帰宅し、昼過ぎまで寝たあとにZepへ。

会場でのリハーサルで、ちょっと大変なことに。ウッドベースの音が、うまく拾えない。。。
周囲の音をそのまま拾ってしまうので、それはそれは「ボー、ゴー、ウォー」と全く音になっていません。
ある程度予想はしていたものの、ここまで難しいとは。
思うに、この楽器は、こういう大音量の中で弾くものではないのですよ。やはり。
それで、結局全ての曲をエレキベースで弾くことに。ま、結果、そのほうがずっと音がよかったと思います。あの環境では。

そんなこんなで、準備にあわただしくしつつも、本番の時間。
お客さんは、超満員まではいかないもの、Zepのホール後ろまで埋まっているではないですか。
ありがたいことです。
演奏は、いくつか事故もありましたが、楽しめるステージができました。

第2部BakerBros.もよかったですよぉ。とにかく、みんなヤンチャです。いいバンドですねぇ。
最後には、スケルツォのメンバーもステージにあがって、盛り上がって終了!!

主催のスケルツォ加賀城さん他メンバーの皆さん、BakerBros.の皆さん、そして、来てくださった皆さん、ありがとうございました。

2006/11/09

どうも、このところ忙しく、疲れています。なのに何故かこんな時間にブログのテンプレート変更して、エントリーを書いたりして。
まったく、自分でもバカだなと思うのです。さっさと寝ればいいのに。。。

ところで、最近、ブログ記事をGoogle Docs & Spreadsheetsで書いてます。これ、すぐれものですね。
http://docs.google.com/
ワードとエクセルのような感じで使えます。
特にこの文書を書くDocsというやつ。いいです。書いた文章をボタンひとつでブログにアップしてくれます。
G-mailといい、カレンダーといい、全くすごいものを作ってくれますね。

そうそう、文を書くやつもいいけど、Googleカレンダーをみなさんにオススメします。特にミュージシャンの皆さん、ライブハウスの皆さん、ライブスケジュールの告知に是非ともつかってほしいですね。
みんなでGoogleカレンダーでスケジュール公開して共有できたらすっごく便利です。
なんのこっちゃかわからない人も、とりあえず使ってみてくださいな。
http://www.google.com/calendar/render

別にわたくしGoogleの回し者じゃないです。でも、Google依存率かなり高くなってます。この状況に、ちょっと危機感もありますが。

では、おやすみなさい。


2006/11/05

11月3日、「札幌コントラバスサミット」に参加しました。コントラバス奏者の斉藤徹さんによるワークショップ、そして、楽器職人高崎さんによる楽器のメンテナンス。
さらに、その前夜は斉藤徹&瀬尾高志DUOのライブ、ワークショップ終了後は、斉藤徹さんを旭川まで送迎。
この2日間、ものすごく刺激的な出来事でした。

斉藤徹さんの音楽は、コントラバスという楽器に対する考え方の可能性を大きく大きく広げてくれます。細い金属のソロ弦で、チェロのようなクリアな音で高速パッセージを弾くという、近代のコントラバスの発展とは逆行するスタイル。
太い裸ガット弦を使い、棒やら洗濯バサミやら、いろいろな道具を使い、まるで原住民の音楽のような音を出します。
それはコントラバスという楽器を駆使して奏でられる不思議な音楽世界。
ライブでは、その音楽にどっぷりと浸かり、ワークショップでは音楽表現に対するアプローチについて、実際にみんなで音を出しながら体験して、そしてその後には、音楽というものに対する考え方についていろいろなお話を聞くことができました。

音楽を奏でるということは、どこか向こうの世界からの音を自分というトンネルを通して外に出してやること。
そして、音楽家の個性とはそのトンネルの形。

その言葉が印象的でした。自分も前に同じようなことを考えていたから。
そして、こんなことも言っていました。

踊りは何かを探る動き。音楽は何かへの呼びかけ。

音楽や踊りが、エンターテイメントビジネスとしてではなく、本来人間が持っていた自然や神などへの畏怖畏敬の念に基づくものであるという考え。
ほかにも、いろいろと刺激的で可能性を広げてくれるたくさんのものをいただいたように思います。

それから、楽器のメンテナンス話。
高崎さんが調整すると楽器が別物のように響きだすのを目の当たりにして、本当にびっくりしました。
楽器のメンテナンスや調整は、やはり札幌のような地方にいると首都圏に比べてとても不利な部分があります。情報も知識も不足します。
今回は、とても参考になりました。
でもでも。。。自分の楽器が、調整してもらったらどんなに素晴らしい音になるんだろう!?と期待していたのですが、見てもらった結果・・・。
「この楽器はこのままで大丈夫です。」のひとこと。ちょっと残念。
でも、「GLASっていう楽器は、とてもいい楽器だから。○ルマンなんかよりずっといいんだよ。」という言葉を聞いて、少しうれしかったり。
ということは、いい音が出ないのは、演奏の問題ということなのですね・・・。

とまあ、いろいろと「がんばろう!!」という気持ちにさせてくれた2日間でした。
斉藤徹さん、高崎さん、そして企画してくれた瀬尾君、ありがとうございました!!